LWKCG 茶筒その4

白の漆は僕は初体験でした。白というかオフというかベージュというか乳白色というのか、、、横文字の色表現では到底表現できないほど、深みと柔らかさと美しさが混ざりあった、きっと古来の日本にあったような、なかったような色目なのかなと僕は感じました。なんか神がかっているような、それこそ八木くんの信念が内包されているようなそんな色合いに出来上がっているかなと思います。画像では光の加減で上手く伝えることができませんので、是非とも実物をみていただけましたらと思います。内田くんの黒色がこの白漆に呼応するようにラクガキが走っているのではないでしょうか。これにもインナーワールドです。製造過程でラクガキが剥がれている様は、まさしく職人の手作業の足跡なんだろうな思います。ひとつひとつの製作工程でおこる違いの記憶なのではないでしょうか。そんなことも含めて味わってもらえたらと思います。先の平400g白漆と同様に力強さを感じられる逸品です。内田洋一朗氏の今の思いが伝わってくるのではないでしょうか。このインナーワールドも職人さんたちの苦労の跡がうかがわれて、僕は心が震えてきます。最初の剥がれたラクガキの上に追いラクガキですね。。。これも内田くんの開化堂さんの職人さんたちへの思いが伝わってきて胸が熱くなったりします。長400gの白漆加工です。白い漆という技法は以前から存在していたようですが、今回ここまで突き詰めて加工したのは、おそらく初めてではないだろうかと思います。世の中広いので他にもあるのかもしれませんが、これが漆なのかといった色味なのです。古いのだけど新しい。僕は革新の連続が伝統になるのではないかなと考えるのですが、まさしくこういったチャレンジを重ねて行くことで、いつかそれが伝統になってゆくのではないでしょうか。この子はラクガキがセンターに入っているので白漆の面積が多いですから、少しモダンな感じに見えるかなと思います。少し先の未来に白い漆が日常の一部に存在するようになったら面白いかなと思います。インナーワールドまさしく今回のインクジェットTシャツになったラクガキそのものですね。Tシャツとセットでいかがでしょうか。長400g白漆3色矢印です。金、銀、黒の矢印を重ねてのラクガキは相当に大変だったようです。今回の中では出色ではないかなと僕は思います。インナーワールドです。白インクのラクガキと表の矢印のコンビネーションが僕としてはかなり刺さっております。是非ともみていただきたい逸品かと思います。長400g白漆その3です。この画像の裏面には矢印がたくさんありますので、2度美味しい感じです。一番、内田くんらしいラクガキでしょうか。平400gに比べて長い茶筒は独特の雰囲気がありますかね。こんな感じの矢印が描かれています。インナーワールドは、朱のやつにもあったように、一度ラクガキをした上に上塗りをして、さらにラクガキを重ねての二層ラクガキになっています。もう選べないくらいにみな良いです。きっとみなさん悩むだろうなぁ〜と思います。@鈴木さとし