青い漆は、この世に存在しないかもしれない。今回のテーマでもありますFUTURE VINTAGEへのチャレンジとして開化堂六代目の八木くんの思いがこもった青漆での茶筒の表現です。どのようにしてこの青色を出したのかは、多くの秘密に包まれているようですが、僕の想像を超える次元での出来栄えです。こんな青、みたことないです。さらには内田くんがこの青漆に対して銀を使ったのが、素晴らしく未来を感じるようなものになっているのではないでしょうか。インナーワールドは、インクジェットのTシャツになった板を使っています。しかも青部分がちゃんと切り取られています。平400gのカタチと相まってとても素晴らしい茶筒になっています。長400gの青漆です。長くなるとやはり面積とのバランスなのかモダンな感じがします。未来につながる逸品になることは間違いないかなと思っています。インナーワールドは、朱と白のやつにもあったように、一度ラクガキをした上に上塗りをして、さらにラクガキを重ねての二層ラクガキになっていますので、もう本当に素晴らしい茶筒になったかなと思っています。これにて漆シリーズの茶筒のご紹介が終了となります。これから明日の準備をしながら、といってもこれか内田くんがラクガキするものがほとんどですが、それを撮影してまたニュースに戻ってきます。しばしお待ちいただけましたらと思います。お楽しみにしていてくださいね。@鈴木さとし