焙煎は調理

開化堂のみなさんにちょっとしたお礼をしたところ、開化堂カフェロースタリーのみなさんからとても心のこもった夏の贈り物をいただきました。僕はガアテマラアンティグアが大好きです。と以前に六代目の八木さんにお伝えしていたらわざわざガテマラアンティグアSHBアゾテア農園のブルボン種を取り寄せてスタッフ総出で焙煎をして下さったようです。ちなみにSHBとはストリクトリーハートビーンと呼ばれ主に標高によって格付けする国での等級のひとつで最高級グレードだそうです。標高1350m以上でないとSHB格付けにはならないとのことで、アゾテア農園は1600mの標高に位置する農園とのことです。日本で言うと夏でもスキーができる山形県の月山スキー場がちょうど1600mくらいかなと思います。豆を引いて、ハンドドリップでコーヒーをいれてみたいと思います。Kaikado Roasteryのみなさんがつくってくださった小冊紙にコーヒーができるまでと言うページがありました。まずは、「下ごしらえ」次に「豆のブレンド」そして「焙煎調理」最後に「仕上げ」とあります。ここで焙煎は調理であると出てきます。調理とはと紐解くと「物事を整える」「調整」といった食材を加工して、食べやすくする過程、その行為とある。そうか焙煎とはまさしく調理なんだなとスタッフのみなさんに教えられました。ありがとうございます!そしてその奥にはとてつもない奥深い技術と精神性が存在して同じガテマラでも焙煎する人によってその味が違うものになるのだと思います。この辺りは僕たちの仕事と似ていてループウィラーがつくるスウェットと同じ吊り編み機をつかったとしても出来上がったものはループウィラーにはならないというのも事実であったりします。ものつくりは人の手が介在すればするほど多種多様に変化して似て非なるものとなるのだと考えます。毎日が常に勉強と思い、この歳になってもまだまだだなと思いながら豪速のように時間がすぎています。もう少しがんばります!!@鈴木さとし