スイスコットン

スイスコットン/Swiss Cottonスイスコットンのお話です。もうご存知のみなさんにはおさらいとして、初めてのみなさんには、新しい知識として頭のすみにでもおいていただけたら幸いです。よくスイスで栽培された綿と誤解されますが、綿花そのものはアメリカ西海岸で生産された超長綿のスーピマ綿を使用しています。超長綿(超長繊維綿)とは繊維長が35mm以上のものをいいます。ちなみに平均21mm未満のものを短繊維綿、28mm未満のものを中繊維綿、28mm以上のものを長繊維綿と区別をしています。当然繊維長が長いものほど、高品質高価格とされています。スイスは時計やオーディオ、精密機械などを生産製造する技術がとてもすぐれており、糸を製造する紡績技術も世界レベルでTOPクラスであると言えます。とりわけ60番手より細い糸を紡績して出来上がった糸は、細いわりには強度があり、そしてしなやかで独特な光沢をもった高品質な糸であると思います。日本の紡績技術もTOPクラスであると言えますが、ことニット用の細番手の糸に関してはスイスの技術に1日の長があると感じます。ループウィラーでは80番単糸のスイスコットンを使用しています。しかしながら80番という細い糸ではループウィラーが思うようなクオリティで編みたてることができません。そこで80番の糸を3本に撚糸して使用しています。わざわざ撚糸をしていますので、おそらく世界的にみてもこのような製造方法を取っているのはループウィラーだけではないかなと思います。アメリカ的でもヨーロッパ的でもない実にユニークなものつくりだと思っています。これをLW的なるものと感じていただけましたら幸いです。 @鈴木さとし / Satoshi Suzuki