NIKE WHQ 日本庭園

NIKE WHQ 日本庭園今日はNIKEとのお話をまた少しです。柳に桜、日本橋。これビーバートンにあるNIKE, WHQの広大な敷地の中にもうけられた日本的な庭です。広大な敷地と言いましたが、おおよそ外周が5.6 kmくらい、皇居と同じくらいの大きさです。1000台ほど止められる駐車場が6カ所あるようで、自分のデスクがあるビルに近いパーキングに止めないと歩くこと15分や20分はあたりまえらしいです。敷地内にはサッカーグランドやテニスコートをはじめ同社がプロデュースするプロダクトがすぐさまテストできるよう設備がされています。この日本庭園はナイキから日本のとある総合商社へ敬意と友情の表現のひとつの表れのようです。詳しくは僕がお話できる域を越えていますが気持ちが温かくなったり、勇気ずけられたりするような、ちょっと良いパートナーシップなお話です。昨年の4月にナイキワールドヘッドクオーターに5日間ほどお邪魔させていただき、いろいろと学んだり、見聞したり、打合せをしたりしてきました。今思えばけっこう濃い時間を過ごさせてもらったなと思っています。ご存知のかたも多いかと思いますが、ナイキの原点って案外、日本と親密な関係にあったと思います。オレゴン大学陸上部出身のフィル・ナイトと同大学の監督でもあり、全米を代表する陸上コーチの1人で、かつ靴職人であったビル・バウワーマンの2人がブルーリボンスポーツという会社を共同で設立して、ご存知オニツカタイガーのシューズを輸入してアディダスやプーマを向うにまわし全米で販売していったこと。やがてそこからいろいろがあって自らのブランド「ナイキ」を立ち上げ、より高品質、高性能なシューズを作るべく福岡の日本ゴムに製造の一部を依頼してシューズ製造における数々の山積する問題を両社の協力によって解決していったこと。それらは単に外注的なものの考え方ではなく、なにかしらお互いが向き合うような、片方の考え方を押し付けることではなく気持ちや思いをこめて出来上がったプロダクトを通して未来を見るということなのではないかなと。NIKEとLOOPWHEELERのパートナーシップも大いにそのような領域での仕事をしていると思っています。なのでコラボとかとはちょっと趣きが違っていると思いますし、出来上がるプロダクトもループウィラーオリジナルに勝るとも劣らぬ気持ち入りです。MADE in JAPANの心意気といいましょうか、携わってくれたみんなの思いがのっかってますから、海の向うでがんばってこいな気持ち入りなわけです。海外では8/8金曜日に販売が始まりますが、国内の販売日が今日現在はまだ未定です。日本で生産したスウェットが海外に輸出されて、それがまた日本に輸入されて、製造した僕たちの会社に売りもどされて、そこでも販売するというかなり、ややこしい流通経路です。ナイキとしても事例がないらしく、いろいろと尽力してくださっています。なので、販売日が確定したらすぐにお知らせいたしますのでしばしお待ちいただけますでしょうか。次回は海外で話題の「AW77」あたりのお話や、例のYOU TUBEの動画の撮影珍道中なお話などでもと思っています。@鈴木さとし/Satoshi Suzuki