今年も定番の季節が近づいてきました。LW01と呼んでいるだけにループウィラーがイチバン最初に製作したスウェットです。今は、LWベーシック吊り裏毛と呼んでいますが、この生地感にいきつくまでは、糸の種類や番手と呼んでいる糸の太さなどを何度も変更したり、度目や吊り編み機の種類などを変えたりと、多くの時間をテストにかけてきました。おまけにXSからXLまでの5サイズを丸胴仕様(両サイドにシームのない仕様)にしたかったので、口径の違う吊り編み機を5種類用意しないとなりませんでした。簡単な様で案外難しいことだったりします。自分の中では、最初につくった、このLW01がなんだか、とっても大切なものとなっています。
今年も8月には、定番シリーズを立ち上げていこうと思っています。世界的にみても、現存する製法の中で、スウェット製作の原点に近い手法をとっているループウィラーは、かなり珍しいほうだと思っています。これからも僕らの王道中の王道、このLW01丸胴クルースウェットはつくり続けていこうと思っておりますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。着用するとなんともいえないツツマレ感がありますので、未体験の方は8月になったら是非ともご体験いただけたらと思います。@鈴木さとし