AERA STYLE MAGAZINE

パーカ(パーカー)とフーディ、、、トレーナーとスウェットシャツと僕たちの主力となる製品の呼称がふたつに分かれて使われています。その語源については検索をかけていただけたら色々と説明が出てくるのでお任せいたしますが、現時点で僕たちはフーディとスウェットシャツ(スウェット)と呼ぶようにしています。ループウィラーを始めて10年くらいしてから、よく僕たちの業界でループウィラー以前、ループウィラー以後と語られることが多くありました。ループウィラーをはじめてから、僕はスウェットをボタンダウンシャツのようにある程度きちんとしたところにでも着ていかれるようなアイテムにしたいと思ってものつくりをしてきました。ループウィラー以前は、スポーツウェアであったりルームウェアであったり、パジャマの代わりであったりとそんな使い方が多かったように思います。しかしながらおしゃれな人は、スウェットのインナーにボタンダウンシャツを着て、衿のロールを表に出して着こなしていた大人のかっこいい人が僕のまわりにいてくれたことも事実です。そんな格好良い大人の人から影響を受けてきたこともあり、なんとかスウェットでレストランに行っても嫌な目で見られないようなものつくりをしたいなと思いループウィラーを続けています。フーディは、フードがある分、よりカジュアルになるので難しい面もありますし、英国なんかではいまだにギャングのように見えるからフーディは着ないというジェントルマンの方もいらっしゃいます。でもフーディってかわいいと思うのです。ここでいうかわいいは大人のかわいさと僕は考えているので、ループウィラーインラインのフードの大きさは少し小さめに作っています。その方がかわいく見えるからです。そして大きなフードより子供っぽくみえずらいとも思います。ヴィンテージのフーディなんかはけっこう大きめなフードが多いです。それはスポーツをしている時に寒かったり、風が強かったりする時はフードをかぶれば暖を取れるからです。機能性がそこにはあるから、その形態になるという、例のやつです。そんなループウィラーの思いというか考え方が評価されたようで、AERA STYLE MAGAZINEで「大人が似合う”エイジレス”なパーカ5選に選んでいただけました。ありがとうございます!@鈴木さとし