LW25周年記念スウェット用ギザ吊り裏毛で製作したギザスウェットのサンプルが出来上がりました。全く新しいパターンをひいて製作しています。見た感じはLW01やLW223ルックですが、サイズ感は少しゆとりがあるパターンです。着丈は変わらず横方向に少しゆとりを出しています。あと袖幅も少しゆとりを出しました。見た目は定番ですが、少し今風な感じを取り入れたループウィラーらしいパターンかなと思います。通称「裏赤(ウラアカ)」と呼んでいる所以がこの裏糸ループの色目です。今一度レシピを、、、世界最高峰のクオリティと誉も高いGIZA45のデッドストック200kgを原綿で購入。そしてもうひとつのGIZAのデッドストックGIZA88も。表糸と中糸に現在入手可能なGIZAのTOPクオリティであるGIZA96をワタの段階で染めてGIZA45の生成ワタとブレンドしてダークグレーメランジ杢糸をつくりました。裏糸に赤味のある原綿GIZA88を使用して7番というループウィラー史上初の番手(太さ)の糸をつくって編んでみたらいい感じで裏が赤くなりました。ヴィンテージ古着の中にこのカラーと似たような赤味を帯びた裏糸を持つ個体がかなりレアですが存在します。オールGIZAという贅沢かつ希少な、世界中探しても絶対あり得ない吊り裏毛が出来上がったかなと思っています。25周年記念スウェットとして相応しい素材かなと思います。これから洗濯試験をしてパターンを修正して最終仕様に持って行こうと思っています。問題は思っていた以上に要尺(1枚当たりの必要メーター数)が多くかかっているので150枚くらいルくれるかなと思っていたのが120~130枚くらいしかつくれないかもしれません。シリアルナンバーを入れたものにしようと思っていますので、お楽しみにしていただけましたらと思います。どうぞよろしくお願いします。@鈴木さとし