南方仁太郎くんが昨日で退職いたしました。多くのみなさんに見送っていただき、また温かいお言葉をかけていただき、私からもあらためまして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。彼と一緒に働いた4年という日々はとても素晴らしいものでした。みなさんも千駄ケ谷店で彼とお話したり、ご遠方のみなさんはお電話でお話したりと多くの思い出、エピソードがあるかと思います。もうご存知のかたも多いかと思いますが、彼はループウィラーの生地を編んでいただいている和歌山は紀三井寺、カネキチ工業株式会社の4代目にならねばならない宿命を背負って東京にやってきたわけです。退職後は素直に和歌山に帰らず(笑)何を思ったのか、ロンドンに留学をすることにあいなりました。何を思ったのかは彼から聞いてもらうとして、ロンドンでの約1年の生活は彼のこれからの人生、とりわけ吊り編み物の世界的なシーンにおいて中心的な役割をはたしてゆくであろう彼にとって、とても大きな経験になるのではないでしょうか。彼が海外で広げるコミニュケーションの輪は次の世代へこの吊り編み機を伝えてゆくひとつの試験石になるのではと思います。これからもループウィラーとカネキチ工業、ともに前へ前へと自分たちのスタイルで歩んでゆきたいと思っています。また東京で彼を見かけることもあるかと思いますが、いつまでも温かく見守っていただけましたら、たいへん嬉しく思います。今後の千駄ケ谷店、新人の末次くんががんばりますので、かわらぬご愛顧のほどどうぞよろしくお願いいたします。南方くん、Go for it ! です。 @鈴木さとし / Satoshi Suzuki