丹頂鶴

日本を表現するものは数あるけれど、丹頂鶴といわれて「おっっ」と思う人はよほどの鶴好きか、生沢徹さんファンかどちらかではないだろうか。普通は富士山、舞妓さん、桜に相撲に雷門あたりを思い浮かべるひとが多いのだと思う。僕より年上の先輩たちの中では圧倒的な存在であった、いやまだそうであるのが生沢徹さんなんだと思います。そして今は娘さん、生沢舞さんのワールドワイドなご活躍によって僕より若い世代の人たちからも伝説のレーシングドライバーとして一目置かれだしているのではないだろうか。彼の数ある伝説の中のひとつに1967年第4回日本GPに、プライベーター滝レーシングからポルシェ906(carrera 6)で参戦、予選コースレーコードでポールポジションを獲得、決勝では古巣プリンスワークスの高橋国光氏が駆るR380-IIとデッドヒートを繰り広げ最終的には独走状態を築き優勝。小が大を食うという日本人が好きな伝説のレースとなった。当時僕は9歳、立ち読み大好きだった僕は本屋にあったオートスポーツでこの写真を見てカッコいいなと思い、タミヤの1/24スロットカーのポルシェ906を買ってもらい、めちゃくちゃ難易度高かったけど製作した記憶があります。少し話はそれましたが、当時の氏の愛用のヘルメットはホワイトベースに頭頂部分を赤く日の丸カラーに塗装していた。それが丹頂鶴のようだと。さらには日大芸術学部出身ということもありデザイナーとしての能力も高く、ガムテープで鶴のマークを作り906のボディに貼ったといわれている。以降、丹頂鶴は生沢徹氏のデザインシンボルに欠かせないものになっているのだと思います。そして今回のTeam Ikuzawaのデザインをする上でもこの丹頂鶴のワッペンは欠かすことのできない大切なものとなっています。。。。今日のとことはこの辺で。。。。続く。。。@鈴木さとし