メガループウィラー吊り裏毛素材のお話の続編です。最終仕様の糸使いは、表糸20番単糸GR4(薄めのグレーメランジ)x中糸20番単糸生成り右撚りx裏糸8番単糸生成りを21寸口径の吊り編み機で編んでいます。メガの特徴は、ウルトラヘヴィーウェイトだけどループウィラーらしいふわっとした柔らかさをギリギリのところで表現しているところでしょうか。画像でどこまで伝わるかわかりませんが、定番のLWライトやLWベーシックに比べてループの長さがまちまちで長いものもあれば短いものもあります。ループの密度を保ちながらループの長さをランダムに不均等にしてループが少し寝るように編み立てています。カネキチ工業の職人さんの技術力の賜物と思います。吊り編み機の歯車やカムをかなり繊細に調整をして裏糸をランダムに出すことに成功したことでしょうか。それによって重さと柔らかさのバランスをギリギリまで攻めることができたかなと思っています。ループウィラー史上、最重量級スウェットたち今月後半にはリリースできるように製作していますのでお楽しみにしていただけましたらと思います。@鈴木さとし