吊り天竺ボーダー第二弾はホワイトとTOPチャコールグレーの均等ピッチのものです。TOP糸というのはもうご存知のかたも多いかと思いますが、原綿の段階でグレートーンに染色した綿と生成の綿をミックスして紡績機によって紡糸された糸のことをいいます。こういった製造工程をふむものをTOP染め糸と呼んでいます。ループウィラーでいうところのグレーメランジがこの糸で編み立てたものとなります。ピンとくる方はもうおわかりかと思いますが、この時のグレートーン濃度の違いと生成りの綿との混合率によってできあがるグレーの濃さや霜降り度合いを決めることができるわけです。よく濃グレーミックスとか中濃グレーミックスとか淡グレーミックスとかと表現していますが、この混合比率の違いによってできた濃度差があるTOP染め糸であると理解していただけたらと思います。この続きもありますが長くなりますので次回に引き継ぐことにします。画像の衿フライスはホワイトですが量産品は中濃グレーミックスのTOP糸をつかったフライスをとりつけようと思います。ボディのほうは濃グレーミックスのTOP糸を使用して編み立ていますので少し濃度差がでることになります。微妙な濃淡がついていいのではと思っています。ホワイトよりは少し奥行き感がでると思います。このカラーの組合せはとても落ち着いていて大人な感じがすると思います。先のボワイト×ネイビーのボーダーと同じく今月末にはリリースできたらと思っています。 @鈴木さとし / Satoshi Suzuki