以前のニュースでシルク44%ウール56%でウオッシャブルの糸を表、中、裏に使用してオールシルクウールの糸で編み立てた吊り裏毛の試編みのお話をさせていただきました。とても良い感じで上がったので、来年の受注会に向けて詰めていくことにするのは確定なのですが。。。。万が一上手くいかなかった場合の抑えの切り札として表糸のみにこのシルク44%ウール56%の糸を使い、中糸と裏糸は綿100%の糸を使っての吊り裏毛も試編みをしておりました。それがまたいいんです!生地の厚みやふっくら感などは綿糸と組み合わせるからこその風合いで、これはこれで他には真似できない味わいがあるのではないかなと感じています。開発を止めてしまうのはもったいないということになり、カネキチ工業の南方社長にはご苦労をおかけして申し訳ないのだけど、さらなる詰めをしてもらうことにしました。価格的にもオールシルクウールに比べたらリーズナブルにできると思いますので、また出来上がりの雰囲気も違うと思いますので、みなさんにも喜んでいただけるのではないかなと思っています。いずれにしても次の世代に何か残るような素材になったらいいなと思っています。もう一つ吊り天竺も出来上がってきましたので、またお話させていただきますね。お楽しみにしていただけましたらと思います。@鈴木さとし