画像では非常にわかりづらくて大変申し訳ないのですが、綿の最高峰のひとつでありますスビンゴールドプレミアムをリング紡績機を使用してコンパクトヤーンを紡績しています。さらにその糸をガス焼して表面の毛羽を究極まで減らしたとてもなめらかな糸を使用して編んだ吊り裏毛となります。スビンコットンとは、インド綿のスジャータ種(SUJATHA)と海島綿のビンセント(St.VINCENT)を交配してつくった綿ですのでスビンのスとビンセントのビンをとってスビン(SUVIN)と名付けられています。そして今回の糸はインドタミールナドウ州デカン高原のジャングルの限られた場所で栽培されていて、サバナ地帯と言われる砂漠に近い気候で豊かな土壌に恵まれにくい地域が多い中、インドでも『奇跡の土地』と呼ばれる場所で育った綿花なんです。最盛期には年間6000tでしたが、現在は300tあまりの収穫量です。気候と環境の変動により絶滅が危惧されています。今や世界全体の綿花生産量の実に0.1%以下の生産量となってしまいました。そんな希少性の高いスビンのよりいい部分のみを厳選して紡績しているのが今回のスビンゴールドプレミアム単一綿となります。実物を触っていただくとわかっていただけるかと思いますが、この糸の持つ光沢と柔らかさを感じていただけるのではないかなと思っています。表糸を60/2を2本引き揃えて、中糸を60/2、裏糸も60/2という組み合わせで吊り編み機で編んでいます。カラーはブラックとダークネイビーの2カラーをご用意しています。クルースウェット、プルオーバーフーディ、ジップフーディ、パンツの4型のサンプルを製作していますので、お楽しみにしていただけますと嬉しく思います。@鈴木さとし