NATURAL LOOPWHEELER

6月受注会に向けての試編みのお知らせです。サリー・フォックス女史は、1979年Califorinia Polytechnic State Universityで生物学の学士号をとり、1981年University of Californiaにて昆虫学の博士号とって主に害虫のことを研究され、それらをオーガニックコットンの栽培に生かして研究を重ねました。カリフォルニア州で木綿と大豆を交互に栽培する畑を作り、大豆につくテントウムシが木綿につく害虫を食べてくれるという自然のサイクルを利用した完全無農薬のオーガニックコットンを栽培されています。2019の受注会で、彼女の名前がつくフォックスブラウン、フォックスグリーンというループウィラーでは初めての有機栽培綿を使ってのサンプルを現在製作しています。画像はフォックスグリーンの試編みです。こちらはフォックスブラウンの試編みです。サリー・フォックス博士が綿の原種、紀元前3世紀、おおよそ5000年くらい前にあった綿を研究して、それを蘇らせることに成功しました。もともと綿は白ではなく茶色であったことを突き止めたのですが、その研究の過程で、どうやら突然変異が起きて緑色の綿ができたとのことです。6月の受注会では染色などせずに、この原綿そのもののナチュラルなグリーンとブラウンをそのまま使用してスウェットを製作してみようと思っています。オーガニックコットンの簡単な説明ですが、化学肥料ではなく有機肥料を使うこと。殺虫剤、除草剤、枯葉剤などの農薬を使わないこと。それを3年以上守り続けた畑で栽培を行うというのがオーガニックのルールです。そして最近よく言われるトレーサビリティー、どこでどうやって栽培されたのかが追跡できること。遺伝子組み換えの種を使わないこと。日本では当たり前のことなんですが、労働基準を守って児童労働をさせていないことが条件となります。僕らは、これらをナチュラルループウィラーと呼ぶことにしました。ちまたで言うところのオーガニックは、ちょっと???がつくものも見受けられますので、ループウィラーがお勧めするオーガニックコットンをNATURAL LOOPWHEELERと呼ぶことにしようかなと思います。画像ですと少し色目が伝わりづらいですが、実物はなんとも言えない佳い色になっています。6月の受注会をお楽しみにしていてくださいね。@鈴木さとし