新しい教科書11民芸

新しい教科書11民芸今日は少し横道です。「新しい教科書11民芸」Petit Grand Publishing,Inc(プチグラパブリッシング)発行の書籍のお話を少し。新しい教科書とは自発的に何かを学びたい人のためのファーストブックで、日々の生活にまつわる様々な物事をテーマに取り上げ、わかりやすい誌面構成と独自の切口で知的好奇心を刺激するというのが本書のキモのようであります。その11番目のテーマが民芸で監修が濱田琢司さんなんですが、いつも御世話になっているランドスケーププロダクツの中原慎一郎さんが第3章の「新しい民芸」という中で、光栄にもLOOPWHEELERをセレクトしてくれています。LW以外にも興味深いプロダクトがいろいろとセレクトされていますのでよかったら読んでみていただけたらと思います。とりわけループウィラーの無地の丸胴のスウェットシリーズであります、LW01セットインスリーブ、LW02ラグランスリーブ、LW05プルオーバーパーカ、LW09ジップアップパーカの4つのスタンダードは、デザインの思想の背景にある民芸的なものを基本としているところもあります。アノニマスをひとつのしるべとしつつも独特の個性があることも事実です。トラディショナルなものをそのままトラディショナルなものとして継承するのではなくコンテンポラリーなものとして編集し表現している4型であるとも思っています。アメリカで生まれたものだけどとても現代の日本的であるのではないかとも思います。なんだかんだと言っても、もうアメリカでは製作できない・・・これにつきると思います。大事にしたいと思いますがボロボロになるまで着てもらいたいとも思います。 @鈴木さとし